2012年上半期の米ドル円の状況と背景

2012年上半期の米ドル円の状況と背景

今年の米ドル円は、76.90円から始まりました。この年始値は戦後最安値スタートです。 さらに最安値は2012年の2月1日につけた76.03円が最安値となっています。 戦後最安値の75.57円については今年にはいってからまだタッチをしていません。 76円ですら割らずにここまで来ています。

 

【2012年のドル/円日足チャート】
2012年のドル/円日足チャート

 

その後3月まで、非農業部門雇用者数が1月度28.4万人、2月度24.0万人増加となり好結果を連発していました。 この雇用統計の結果をはじめとする米国の経済指標については好結果の連続が3月まで続きました。

 

3月まで好結果が連続して発表されたことにより、米ドル円は3月15日に今年最高値の84.18円をつけています。 その後米国経済は経済成長の減衰とも取られても仕方のない経済指標の発表が続きました。 非農業部門雇用者数については、3月度15.4万人増、4月度7.7万人増、5月度7.7万人増と 大幅に悪化しているという結果になりました。

 

そのほかにも3月までの好結果の発表で経済の高揚感が嘘のように悪い経済指標の発表が相次ぎ、 6月まで米ドル円は下落を徐々に徐々に続けて、6月1日には78.12円という安値をつけました。 その後は77円台という数字は見せることなく78円の壁が厚く米ドル円の下げ止まりを見せていました。

 

6月にはいってから米国の経済指標は徐々に持ち直してきて米ドル円は急騰することもなく 80円から78円の間を行ったりきたりと6月から現在までボックス相場、 しかも非常に動きの少ない値動きをしているというのが、この上半期の米ドル円の動きとなっています。

 

2月から3月中旬頃までの米ドル円の動きについては非常に綺麗に右肩上がりを描いていて、 その後は下落をつづけるというチャートを描いているのが分かると思います。 大きな流れが出ている典型的な例ですね。

 

日足の移動平均線に従って取引をしただけでも2月6日のゴールデンクロスから3月26日までの デッドクロスまで77円から84円まで高騰していますので、これだけ見ても大きく利益が出ていますね。 またその後の6月までの移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロスに従って取引をしただけでもの 米ドル円の取引については利益が出ることがわかりますので。

 

下半期に入ると、11月に向けての米国大統領選挙が本格的に近づいてきますので、 再選前のオバマ大統領の出す政策いかんによっては米ドル円が大きく動いてくることになるかもしれません。