財政の崖回避

財政の崖回避

米国でブッシュ政権時代の減税対策であった減税措置の期限切れと 政府支出の削減が重なるという米国経済が急激に悪化する可能性のあったいわゆる「財政の崖」を 米国政府がひとまず乗り切りました。

 

しかし、ひとまず回避できているという状況で、 米国国民の3分の2以上の人が増税そしてもらえる手当ての減少を懸念しており、 81%の方が景気悪化を予想しているという状況です。

 

財政の崖回避が本格的な状況にならないと米国が債務不履行になる可能性が あると考えている人の割合が70%を占めているという状況です。 こういった不安が渦巻いているというのが米国のおかれている状況となっています。

 

でも、ひとまずは回避が出来ているということで円安は進みに進んでいるという状況で、 ドル円では90円台も間近に近づいてきているというのが現在の為替市況の状況となっています。 ひとまず回避というだけでここまで上昇しているのですから、 本格的な回避が進むとどこまで円安になるのかが見ものですね。

 

主要通貨に対する円の名目実効為替レートである円インデックスチャートです。 年明け一旦は切り替えしたものの、また下抜けてきました。 円インデックス

 

下の表はシカゴIMM通貨先物対ドルの円ポジションの状況です。 年明けの状況で-11万枚強、状況は少し違いますが、前回2007年当時は19万枚弱まで円売り持ち高が膨らみましたので、 まだまだ円売りの余地があると見れます。 円インデックス

 

ここからは、米国国民の不安をどこまで取り除いていって 上げられるかということが勝負になってくるという状況で、 2月半ばで尽きる応急処置で乗り切った財政の崖本格的な 回避までというのがオバマ大統領の腕の見せ所といったところでしょう。

 

日本の政治も同じですが、危機回避という同じ方向性に向けてしっかりとした 議論をしてどちらかが妥協してでも良いので納得のいく政策を早急に立ててもらいたいものですね。